2012年6月25日月曜日

ライディング課題(来週読み返す)

モタもある程度のオーバルはミニと同じでノーブレーキで身体落としたほうが速い。

モタのフルロックは身体をひねりこまないと二次旋回しない。

身体を落として旋回性作るシーンと、ひねり込んで旋回性を作るシーンが分かっていない。フルロック未満でもひねりこむ必要のあるシーンがあるはず。

細かいセクションでつなぎすぎてラインを崩すことが多い。

左のラインが右よりタイトな癖がある。

動画見ると全然身体が落ちてない。積極的に落とす練習。

トルクに甘えて開けていない。フルバンクでどれだけ開けられるのか分かっていない。寝かせた状態で大きく開けていく練習。

とにかくまだまだモタ初心者乗り。

2012年6月24日日曜日

走りこみF

13:30~17:00

パイロンにヒットしない車両感覚練習に集中。

タイムアタックコースを作って、最も車両感覚が苦手なロックするかしないかぐらいのオーバル×2
ずいぶん当たらなくはなった。
ノーブレーキで身体を落とし込む大き目のオーバルが楽しい。
タイムは、C1トップクラスH選手のやる気ないタイヤでは序盤先行、ただあっさり抜かれ、その後自分が走りこんでも到達できず。タイムアタックには集中せず、とにかくペナ封じに集中。
H選手46.9秒のところ、47.3秒。かなりきつい。
ボディワークができなくなると俄然フロントが転がらない。
動画を撮ったが、回転でかい。切れ角検討する?

そういえば、地味にだが記念すべき初転倒! 転倒するまで攻められたことがうれしいという、レベルの低さ……。

2012年6月23日土曜日

走りこみZKR

激務で平日調整もできず、Zにて13:30~17:00走行。
Rの伸び減衰が効きすぎの指摘。15→20戻し
全戻しにしても確かに効いている。シム変更しすぎた?

規定コースB、タイヤ暖めて一本目で61.9秒(TYZMベスト58秒台)
TYZMでも一本目で60秒切ることは滅多になかったので、あと1秒ちょっと。

すぐにコースを作ってのタイムアタックに変更。
パイロン、集中しないとやはり当たる。
足つきは減る。

と思ったら、フロントの01RSが逆履きじゃねえ?の指摘。
気のせいだ気のせい!
直したら、なぜかヘッドが高くなったような気がする。そんな非科学的な……。
特性相当変わる。とにかくよく転がる。
タイムアタックでも、軽い。転がる。安定している。一発でロック入ったらサス安定。
60秒程度のコテコテコテコースだったが、4本目ぐらいまではB級にも先行していて気分いい!

が、走りこんでもタイムがあまり伸びない。
あっというまにBのP選手は走りこんで、59秒台に入れる。
俺は61秒台のまま。疲れてきてタイム下がる始末orz 
ただし調子を崩しているC1トップのK選手は63秒台。
A級のM選手はあっという間に60秒切って57秒台。
57秒フラを仮想100%とすると、107.5%。
初期にタイムが出ているのはいいが、やはり攻め切れている感じがしない。
これだけ走行しているのに、まだ一度も転倒すらないのがいい証拠か。
どんなコースでもあと2%削りたい。

仕事が落ち着いて明日も昼から走行できる。
トルクに甘えずきちんと開ける。
Rの減衰をもっと試す。
目先のタイムアタックも大事だが、車両感覚をつかむための走りこみに集中する。

2012年6月18日月曜日

走行記録



俺メモ

◆XR練習記録(4/21 納車)
1【4/28Z】
 3時間 買ったまま足、切れ角規制、突き出し20mm変更 直パイ地獄 pas調整 (63秒? TYZMベスト58秒5のコースで)
2【4/29F】
 昼からコース4時間 109% 減衰買ったまま オフセットがボヨボよ地獄 オイル・エレメント交換 Fしか動いてない指摘
3【5/06H】
 初チーム練 昼から3時間 減衰全締め 109%
4【5/12M】
 2時間、8本P56.7秒 前後減衰大幅検討
5【5/13J】
 初公式 昼からコース3時間 セッティング情報収集 減速でリア高すぎる
6【5/20F】
 昼から4時間8本P 1日走ってC1上位の3本目から0.6秒落ち シート高↓ 01RS化 リア減衰変更 ボディワーク指摘 そろそろRの160SC2が滑る
7【6/10C】
 サスが上がって30分ぐらい試走 セッティング道具忘れ フルバンクできるタイヤじゃないとセットできないがヘッドが高いのは確実。
8【6/14C】
 40分走行、サスペンションの仮セットを出す。
9【6/17F】
 昼から4時間走行。614の仮セットのまま、超コテ系コースをアタック。指標108%? サス好印象。油&エレメント交換。120アンビと150SC1にて。

サスチューン後、初練習

Hにて昼から4時間程度練習。
ものすごくコテコテなコース。
でかさに慣れていない650Rをテストするには、いい意味で試練。

前回仮セットのままで走りこむ。
指標選手がリアタイヤのアンビートン縛りとオイル交換時期にてガチ勝負できなかったのが残念なるも、好印象。
スパっと切り替えして一気にバンク可能。めちゃ軽い。
左回転が身体が硬くて不安定気味。人間で解消のこと。
挙動はクイックになったけど、ミニのように人間をバイクが追い抜いてどっかいっちゃうことはない。
穏やかな挙動にごまかされて、どんどん人間が遅れていかないこと。先行先行。
とはいえ、車体はほぼ理想通りになっている。
乗らせてもらったモタード選手の車体で多い、リアだけ動いてフロントは走らないと動かんような設定ではなく、あくまでコンセプトは前後均等に入ること。
強いて言うなら、サスが安い。初期の渋さがある。
Fのレートについては、高速のコーススラがある練習をしてみないと決められない。
ファイナルはこのままでいい?
一応タイム比が安定してきたら、1Tショートは試してみる。


最大の問題は
とにかくとにかくペナルティの数。1分20秒そこそこのコースで、5ペナ6ペナあたりまえ。
こんなに背の高い車体でジムカーナをしたことがないため、ミニの感覚では相当な大回りマージンとって入っても、270度以上で二次旋回きかすとサイドカバーが接触してしまう。
ワイドというより、奥に入れというアドバイス。
ロック付近でしっかりF加重できていないと、自動的足つき。
これを直さない限り競技では成績が残せない。
規定パイロンで反復練習あるのみ。

リザルト
タイム比108%付近。微妙すぎるけど、このコテコテコースでは、まだ身体能力がその程度。

オイル交換HONDAのG2。前回もG2入れたが、抜いた感触でこれはヤバイ。油膜切れそう。競技に使えるオイルではない。

Rの圧減衰テストしなかった。次にすること。

帰宅後地元TRPにてノービス選手指導。

2012年6月16日土曜日

初仕事品川

昨日、サスチューン後、初の仕事移動で品川へ。

懸案のFバネは仕事に使えるのか!?
ぐーーー
結構、拷問。
圧減衰全抜きは大前提。伸び減衰は絞めても開放しても、一発のギャップでは大差なし。
連続したギャップでは伸びぬいたほうがいい? 絞めると完全にロードバイク。
リアは圧が非常に重要で、抜き抜きだとお釣りで3発ぐらい上下して、昔乗ったシェビー2ノヴァ(アメ車)みたい。適切に絞め方向で、Fの突き上げをRが落ち着かせてくれる。
ノッチ数については後日メモ。

しかし、やっぱりFのレートは少しだけ下げたいなあ。
コースを走ってもオーバーレートを感じるようだったら(Fの圧をかける必要性を感じなかったら)、本気で検討。もちろんコース上でレートが適正なら、仕事では我慢の子。

同日、リアのエアが抜ける。チェックしたところ、ブチルテープが削れてスポークから漏れていた。今後タイヤ交換時に要注意のこと。ホームセンターでアルミブチルテープを購入して対策。いまのところ漏れの再発はなし。

2012年6月14日木曜日

初調整@地元TRP/40min


サスアップ後、初調整@地元TRP/40min

ヘッドが入らんので、突き出し15mmに。

■フロント 伸び11 圧全抜きから

◆伸減衰
0戻 末で舵角安定傾向だが、動かない。非常にジムカーナ的。直パイ最低。
5戻 動かない。安定感あるが前後バランス悪い。リアこれ以上固めたくない。
16戻 軽快。アクセルが開く。(0や5では舵角返って来るのにタイムラグ。ボディワークに反するからバランス崩す)
20戻 非常に軽快。直パイ面白い。
☆15に仮決定

◆圧減衰
10戻 (全抜きより)進入安定 軽さがない リズムがない
5戻 安定だがリズム作りづらい
全抜 とにかく軽い 不安定傾向だがサスの制御は身体がうごけばいい
☆全抜きまま

■リア 伸び10 圧3戻から

◆伸減衰
0戻 フロントが重い
5戻 安定傾向だが身体が動かない
15戻 非常に軽快
☆ひとまず15に仮決定

◆圧減衰
現状ママだが、公道用に全抜きしたらボヨンボヨン。かなり動かせる。プリかけて圧抜く傾向もテストのこと。

以上

【仮セット】
F伸 15(方針・抜き方向)
F圧 全抜
R伸 15(方針・15基点に前後)
R圧 3(方針・抜き方向テスト)

考察
Fは現状WP7.5番、油面純正。5番にしたり油面下げるテストもする?
いずれにせよFはオーバーレートの方向。
テストでフルバンクできてないにもかかわらず、Rの150がエッジまでいってしまう。160SC1をテストしてみるべきか??
車体はもっと高くてもいいような気がする。A級シード勢に相談してみること。

次回走行前にEGオイル交換のこと。

ハンドル詰めた


詰めた。ちょっとだけ。


リアをもらい物の練習用150SC1に。

160とずいぶん幅の印象が違う。
近所のセブンまで走ったら、車体が軽い軽い。
足を詰めて挙動がクイックになりすぎるなら、160SC2もありなのかもしれない。
というかボディワークがきちんとしてれば、160って選択は悪くないのかもしれない。
タイム計らないとわかんないけど。
あと、若干Fが遅れて入る気がする。やっぱりヘッド下げてみるのが最優先事項。

今後の方針優先順位

ヘッド下げてみたうえで、減衰バランス再調整。
Rのイニシャル、抜いたりかけたり試してみる。まだ5mmは抜ける。
ちゃんとした装備とタイヤでタイムアタックする。終わったFタイヤだとプッシュアンダーでるか分からない。
コーススラも現状の足のままでテスト(これで最終的にFのバネレート下げるか決める)
ファイナル1Tショート化考える。
バンク角対策考える。
IPCVをTYZMから移植

2012年6月11日月曜日

走行記録

俺メモ

◆XR練習記録(4/21 納車) 
【4/28Z】 
 3時間 買ったまま足、切れ角規制、突き出し20mm変更 直パイ地獄 pas調整 (63秒? TYZMベスト58秒5のコースで) 
【4/29F】 
 昼からコース4時間 109% 減衰買ったまま オフセットがボヨボよ地獄 オイル・エレメント交換 Fしか動いてない指摘 
【5/06H】 
 初チーム練 昼から3時間 減衰全締め 109% 
【5/12M】 
 2時間、8本P56.7秒 前後減衰大幅検討 
【5/13J】 
 初公式 昼からコース3時間 セッティング情報収集 減速でリア高すぎる 
【5/20F】 
 昼から4時間8本P 1日走ってC1上位の3本目から0.6秒落ち シート高↓ 01RS化 リア減衰変更 ボディワーク指摘 そろそろRの160SC2が滑る 
【6/10C】
 サスが上がって30分ぐらい試走 セッティング道具忘れ フルバンクできるタイヤじゃないとセットできないがヘッドが高いのは確実。

今後の方針
ハンドル幅カット
IPCVをTYZMから移植
ちゃんとした装備とタイヤでテスト走行する。終わったFタイヤだとプッシュアンダーでるか分からない。

ヘッド下げてみたうえで、減衰バランス再調整。
Rのイニシャル、抜いたりかけたり試してみる。まだ5mmは抜ける。

コーススラも現状の足のままでテスト(これでFレート下げるか決める)
ファイナル1Tショート化考える。
バンク角対策考える。

2012年6月10日日曜日

サス切った!

6月9日の土曜日にサス屋さんから足が上がってくる。
とりあえずの仕様として、

☆フロント
レート0.47kg→0.56kg
L507→L445 62mmショート
プリ35mm→10mm
伸ダン オリフィス加工15%うp
圧ダン STD
車高で40mmDown
☆リア
レート10kg→11.9kg
スプリング1.2差カット
伸ダン 15%うp
圧ダン STD
イニシャル11mm

結果!

■まずまたがって印象。
小さくはならなかった(なるか!)
無駄ストロークをカットしたので1Gの沈みが減った(当たり前!)
Fは40mmぐらい突き出してたのを4mmにできたが、少しヘッド高い印象(突き出し検討)
カットしたけどリアのストロークがきちんとある。固めすぎたくなかったので好印象。

でかい!

 まだヘッド高い!
 仕事用シート高い!
 でもバンク角全然たりない(どうする…)

ちなみに購入即穴を開けられたフレーム

サスが良くなった分、このキャリパーじゃ役不足。
仕事用タイヤとはいえ、終わってんなあ…


なお、XRはリンク比がえらい高くて、サスのストローク量対サグ量比で、通常の2.5~4倍ぐらい動いている印象だとか。
フロントにはもともとすげーイニシャルがかかっていた。どういう狙いの設計なんだろう。

■初期調整
またがった状態でゆすってみて、とりあえず減衰だけで前後の均等を取ってみると、
フロント 伸10戻し。圧全抜き。
リア 伸12戻し 圧2戻し。
フロントは少しレートが高すぎるかな? ヘッド下げてみないとわかんない。
逆にリアはもう少しハードレート方向? いや、それはないない。

このまま30分だけ近所に試走してきた。ナンバー保安部品つきのすばらしさよ♪

■新サス試走インプレ1
マクレにくくなった!
切り替えし、軽い! バイク軽くなった。
バンクは素直。ハンドリングはタイヤが終わった仕事用の01RSなのでわかんない。
Fのレートが上がった分、加重かけまちがえると二次旋回でびょんと戻る。
仕事で公道使用するには、Fのレートが高すぎる? 圧減衰全抜き状態で、ここからシム抜いても変わらない気がする。

■新サス試走インプレ2
とりあえず加重かけてみないことには分からないので、3週間ぶりに近所で15分だけ8の字書いてきた。
ジーンズにプロテクターなしで仕事用終了フロントタイヤに仕事用フカフカシートでも、印象はつかめるでしょう!
と思ったらドライバー忘れたので、またがった状態での初期調整のままで走る。
詰めが甘すぎるというか、走りたくて落ち着きがなすぎる。
で。
走る。
切り替えし凄く速い。
進入もリアが持ち上がってこないから、タイトなラインもいける。
けど3週間ぶりで走ったもんだから、まるで身体がうごかねえ。
切り返しでFは伸びてこないけど、やっぱり二次旋回中の戻りはボディワークで抑えないといけない。
突き出す? 伸び減衰で抑える方向にはふりたくないので、やっぱレート少し下げようか? 検討。

どうだろう。これだけで3%伸びたら御の字過ぎる気がする。ギリで練習会タイム比107切るかどうか? 精進と作りこみが必要。

■試走↓動画(ひどい




今後の方針
ちゃんとした装備とタイヤでテスト走行してみる。
コーススラも現状の足のままで試してみる(Fレート下げたら駄目だったりするかも)
ヘッド下げてみる。
Rのイニシャル、抜いたりかけたり試してみる。
C1選手に喧嘩を安売りする。

以上。

なお、本日は引退宣言なんかしてなければトミンサーキット上面で公式戦。
みんな頑張れ! 
華々しく散ってこい!


2012年6月5日火曜日

XRは業務車両兼任


公道登録可能状態が前提という特殊なレギュレーションのジムカーナは、「普段乗っているバイクで参戦できる」ことが魅力といわれています。実際、エントリー層には自走も多く、B級でも自走がいるぐらい。とはいえ、多くのシード選手は公道での使用はしていませんし、保安部品なども公道走行即可能という状態ではありません。自分の過去の競技車両、SRXとTYZMの画像を見ていただいて分かるとおり。

実はXRを選んだ理由には、「あまり練習に集中できないならば、普段乗ってシンクロ高めておける車両」という着眼点もありました。自分は仕事で週に200~300kmぐらいを移動するのですが、大雨や雪、スーツ着用の移動でない限り、バイクで移動しています。一回の移動距離は100km少々で、大半は高速道路。高速以外は都心の渋滞の中のことが多いです。この移動と競技の両方ができる車両を悩んだ結果、XRという選択が残ったのです。

とりあえず、前回までのセットアップで、吊るしの足でもなんとかC1シードタイムは出せるようです。もっと身体が使える選手が乗れば、もう2~3%はいけそう。つまり、XR650Rは、吊るしの足にモタードホイールを入れるだけで、競技ジムカーナで中堅シードにはなれる車両といえます。」
悪くない。
が!
果たしてXRは仕事移動に使用できるのでしょうか?

よく、XR650Rは振動が激しく高速走行が厳しいということが言われているようです。
実際、ジムカーナのセットで公道を走ると、スゲー振動で特に低回転域のパーシャル走行(たとえば5速で90km/h巡航とか)がきつい。高速などでのギャップの突き上げも厳しいです。
ですが、1ヶ月仕事で使ってみて気づいたことには、パーシャルの振動についてはキャブのPASとニードルが決まっていれば、十分軽減可能ということ。
サスについては、公道を流して走るためにはバネレートが高いようです。これも、圧ダンパーを抜いて入りをよくしてやり、伸びを締めこんで戻ってきすぎないようにすれば……なんだ、高速道路も継ぎ目を感じずに走ることができます。

あまりまったりペースだと、低開度パーシャルから少し戻して少しあけてというところで挙動が大きく、右手に集中せざるをえませんが、半クラッチでバックトルクの制御と開け始めの駆動の角を取れば、それも解消方向なので、左手が疲れる以外に問題はなし。

以前自分はFJ1200を仕事に使っており、XR650Rの前はスプロケをロングに振ったXLR250Rを使っていましたが、
FJは積載最高、高速最高(小雨なら濡れないウィンドプロテクション)、一瞬で180。ただし重いでかい置くとこ選ぶ、すり抜け面倒。走っていて退屈。燃費最低(11とか…)。
XLRは箱積めば積載十分、高速はロングに振って110巡航なら楽になりましたが、加速辛い。すり抜けそこそこ。走っていて高速は非常に退屈。燃費30は非常に満足。
XRは、箱積んでないので積載×。下道70ぐらいですり抜けできないと流れで走るのが苦痛。高速はFJほどではないがワープ感覚があり、燃費考えなければ150巡航可能、いちばん楽な巡航は120、100巡航は燃費考えなければ4速で走ると楽。下道も高速も非常にエキサイティング。ただし純正ハンドル幅でのすり抜けは微妙。燃費は平均して17。ちょっとあけるとすぐ16台に落ちる。

このような印象になります(数字の単位はkm/hではないかもしれません)

吊るしの足では、十分に仕事に使えると感じました。
前後のバネレートを上げても圧ダン抜けば、高速巡航もさほどつらくないのではないかと考えています。というか、願っています。
どうでしょう。続報待て。

って誰が読んで誰が参考にするのか分かりませんが。




2012年6月4日月曜日

XR650Rファーストインプレ~初期セットアップ


購入は12年の4月末

◆EGについて
購入した状態では比較的ショートなスプロケだったXRですが、とりあえず3速までアクセルウイリーできる時点で、その辺のパフォーマンスはTYZMに引けを取らないと感じました。低回転ではトルクの角がなく、クラッチを使わなくても開けやすい。フロント離陸については一気にパワーが乗ってまくれる感じではなく、パワーバンドに乗るあたりから開けたまま上げていけるような感じで悪くない。ただこれだとバックトルクが強すぎるために、すぐにスプロケはロングに変更し、チェーンを1コマカットして現状のスイングアームで最短のホイールベースになるようには調整しました。また、EGの鷹揚さは期待通りで、乗り慣れるとモッサーベースのレーサーモタに比較してぬるく感じるぐらいです。

◆足について
とにかく、買ってきたときはでかかった!!
なにしろ650RはBAJA1000制覇のために作られたレーサーですから、150km/hで荒野をぶっ飛ばせるように作られています。
ノーマルの前後サスですが、購入時はリアのプリロードが思い切りかかっていて、フロントは突き出しゼロ。この状態だと足つきどうこう以前にリアショックがまったく使えない状態だったので、リアはスプリングフリー状態から3回転まで抜き、フロントはトップブリッジがクランプできるギリギリまで突き出し(XRの正立は途中から細くなる)。
なんとか前後のバランスはとれました。
減衰についてはFは入りが早すぎで圧側を最強から4クリック戻し、伸びは伸びきりのストローク量が多すぎてFをボディワークで固め続けなければならないので、圧側最強に。Rは奥で動かなくなる感じなのでレートが低いのかと思いましたが、サグをみるとかなり入っちゃってます。乗車で残スト20mmぐらい。一方で伸びきりはフロントより激しくストローク量が多すぎで、ある程度ハイスピードの状態でFを入れて侵入しようとすると、リア伸びきって落ちてくるまでものすごくタイムラグがあります。結果、圧側最強から4戻し、伸びは最強から6戻し。
最初は波の中を大船こいでるような感じでしたが、小船ぐらいにはなり、なんとかバランス点だと思います。
この位置をベースに、レート変更を考えていきます。

◆ハンドル舵角
ジムカーナでは舵角を規制してフルロックフルバンクで回転するセクションがあるため、規制は必須です。買ったばかりのバイクのフレームに穴を開けるのは鬼畜ですが、ためらいなく穴開けてタップ立てて、ボルト&ナットで固定する方法で舵角規制をしました。TYZM時代の方針を引き継ぎ、一般の選手より少し舵角は少なめです。庭での取り回しが面倒だ。

◆この仕様でのタイム指標
以上の状態にもっていくのに、5月中旬まで、購入から20時間(実質走行8時間ほどか?)ぐらい走りつつという感じ。どれほど走れるか分からなかったのですが、前後ピレリのSC2(5分山)の状態でアタックして、トップ指標109%ぐらいでした。
本番だと、クラスタイムが出るか出ないかでもがいているC1中堅~下位というポジションかと思います。TYZM時代は練習会では105を切らないことはまずなかったので、ちょうど5%落ちでしょうか。
フロントだけダンロップのアンビートン01RSにしてみましたが、安定してタイムがでるだけで大幅なタイムの伸びはありませんでした。練習時は気温も高く、リアをSC1にしたところで、1%縮めば御の字というところだと思えます。

ショックだったのが8の字GP(12m間隔の8の字を5週するタイムアタックです)。TYZM時代はヘタレてても26秒台前半、ベストは25秒79だったのが、必死に必死にやっても悪夢の28秒フラ…。SRX時代より遅いし、ノーマルEGのXLR250R改モタード(足はモタ足チューン)より遅い。このことから考えるに、「切り返しの数だけ遅くなる」状態と思われます。

これでは戦えないぞ。

◆シート
意外に疲れない純正シートですが、クッションが効きすぎていてリアタイヤの動きがつかみづらい。社外の安いシートを買って、アラカンで削りまくって、着座位置の固定とリアタイヤをつかみやすく変更しました。

◆この時点での問題点
前後のストローク量の多さはさすがに制御しきれない。少なくても現状1Gで沈む量を半分にカットしたい。
ハンドル幅広すぎ
バンクが浅く、サスを入れるとつま先が削れてなくなりそう。
超高馬力ミニはボディワークで挙動を抑えるマシンだったが、モタードはボディワークで挙動を作る必要がある。その乗り方ができていないため、練習してもしても体が疲れない。これでは太る一方だし、まだまだ身体でタイムは縮む。

◆今後の展開
ちょうど仕事も忙しくなったことで5月終盤は練習には出れず、6月3日に前後サスのストロークカット加工、スプリングのレート変更、ダンピング変更に出しました。6月中旬より、動かせつつ、無駄に動き過ぎない仕様にセットアップしていく予定。
ファイナルはもうちょいショートでもいいかな?


ブログを公開した12年6月4日時点で、イマココです。
次の公開は各レートを変更したサスのセットアップから。

XR650Rの競技車両としての可能性


可能性、あると考えています。

現在競技ジムカーナの世界では、C1シードまで楽に上がれるマシンとしてDRZ400SMの選択が非常に多く、A級B級では四国の篠原選手が旋風を起こしたハスクバーナ450SMをチョイスする選手が増えています。

対するXR650Rですが、数字上で重さとパワーを見る限り、十分な戦闘力を持っているように思えます。大排気量のシングルは低回転からトルクを発揮してくれるために、挙動が穏やかで、あまり練習時間をとれない自分とのシンクロにも期待が持てます。現在文句なしの最速モタードジムカーナ競技者である吉野選手は、現在のCRF450Fを持ち出す前に、空冷のXR600Rで戦ってA級に昇格した実績があります。
650RでB級以上という選手はいませんが、SRXでC1もいませんでしたし、TYZMはジムカーナ競技界初の4stモンスターミニでした。自分が投入した時点で、現在NSR50フレームにCRF250Xエンジンで戦う角谷選手はまだNSR150EG仕様でやっていて、自分は方々から「走らない」「走れない」「フレーム折れる」と散々言われましたが、チーム員を骨折送りとかにしながらも自分レベルでは戦えるマシンになりました。やたら身体を使うので体格が変わってしまったりしましたが、人間の変更で済むならただです。すくなくともXRはモタードというカテゴリーであって、前人未到でもないし。

また、モッサーEGのTYZMは離陸マシンで、フライホイールを倍に重量化しても、まあ2~3mで竿までもっていけるマクレちゃんでした。が、そのクイック極まりない挙動をボディワークで制御するのが難しく、また麻薬的なマシンでした。鷹揚、かつ扱いやすいトルクというのはこの対極で、ジムカーナの王道「尖ったマシンは戦えない」を体現するものじゃないかと思います。

そういう尖ったのが大好きだったわけですが、結果がペナに泣き続けたTYZMの1年半ちょっとですから、もう大人になれよと誰かに言われた気がします。ていうかみんなに言われてますが。うるせー。

一方で、ノーマルキャブにEXの組み合わせでこの性能というのも、非常に魅力的です。レーサーEGとはいえ、吸排気のセッティングについては、ノーマルDRZに毛が生えたぐらいの手間と考えます。SRX時代は年に1回EGを作り直して後1ヶ月はキャブセットに費やしましたし、TYZMでは結局最後まで「毎週同じセッティングで走る」ところまでもっていけなかった(ファンネルだったせいもある)ことを考えると、純粋に練習のみに集中できるのは、本当に助かります。
ジムカーナは足回りのセットアップが非常に大事な競技ですが、キャブが決まらないと足が決まらず(キャブで暴れるマシンはどうしても足でモーションを減衰したくなってしまう)、ここで悩むのはものすごい楽しいのですが、ものすごくマゾヒスティックで遠回りなのです。

650Rにおいて、最大の問題は、その車体のドデカさです。まずはこれをどうするのかが、課題になりそうです。

XR650R購入の経緯

自分の競技デビューは、06年1月にトミンサーキット上面で行われたMJ杯(現JAGE杯)です。
競技車両は旧型キック仕様のSRX6。同年9月にC2シード昇格、翌07年10月にC1シード昇格し、そのまま09年10月までSRXで参戦。



そこから車両をTZM50RのフレームにWR250FK(カートレーサーEG)を積載したSPマシン『TYZM250R』に変更しました。TYZM時代はデビュー戦から105%付近を出すことができたのですが、何度も昇格タイムを出しながらパイロンタッチや足つきなどのペナルティの多さを克服することができず、昇格できず。




EGをYZ250Fに積み替え、後輪42馬力仕様にしつつも、11年10月のJAPAN(Motogymkhanaの全国大会的なお祭り)で生タイム104.9%台+お約束のパイロンタッチ1を出した直後に、愛妻ちゃんが病気で倒れ、競技からの引退宣言をしました。言い訳は多いですが、万年C1選手という感じ。TYZMに変更してからはC1表彰台で楽しめましたが、結果が残っていないのが残念な練習会番長です。

愛妻ちゃんの病気と付き合いつつガチの競技人生を歩むのは無理というか、妻以外のものに集中したくないというのが本音の引退宣言でしたが、競技仲間からは引止めの声も大きく、愛妻ちゃん自身が「こんなとこでやめるのかこのヘタレ野郎」とディスりまくります。ただ、ミニバイクに250モトクロッサーEGのパッケージは常に車両と人間のシンクロをとっておきたく、セッティングもシビアで、これで競技仲間との練習の場に戻っても、整備をするだけで半日終了の予感。そこで、普段から仕事の足にも使ってシンクロをとりつつ、競技系の練習でもそこそこ戦える。そんなバイクを考え続けた結果、04年式XR650Rの中古車両を購入するに至りました。



自分のXR650Rのスペックは、保安部品込みの乾燥重量137kg。保安を外して125kgの車体に、61馬力のフルパワーDK仕様となっています。サイレンサーはノーマルのスパークアレスター+純正消音バッフル。エキパイだけRSV。足回りは前後ノーマルスプリングに、前後RKの17インチリムで3.5/4.5。こんな仕様での納車でしたが、前オーナーさんは通勤ベースでつかっていらっしゃったそうで、非常に程度の良い、いい買い物でした。

とりあえずこれで、TYZMより少し落ちるぐらいで練習できるところまで持っていけたらいいな。
もしかしたらTYZMと同じぐらい。
いやTYZM以上。
競技ですから、そんな甘くはないです。みんな毎週末ギチギチに絞り込んで競技活動を継続していますからね。
ただ、これで競技仲間のところに戻れれば嬉しい。愛妻ちゃんも仲間に会いたいと言ってくれる。
人生、すべてを選ぶことはできませんが、このぐらいの温度でやってみてもいいだろうか。
失礼じゃないだろうか。
もともと自分は「ハンパにやるなら競技なんかやるな」という考えの急先鋒のような人間なので、こんなことを思えるようになったのは、愛妻ちゃんと仲間の力以外のなにものでもないです。
ありがたい。